GSA に関するよくある誤解

Q. スーパーカミオカンデのタンクの中を見るのが、今からすごく楽しみです!

申し訳ありません。装置の上までは行けますが、写真等で有名なタンクの内部を見学することは出来ません。

スーパーカミオカンデは現役のニュートリノ観測装置であり、イベント中も観測を続けています。

タンク内部を見るということは、超超高感度の光電子増倍管を止めることになり、観測が中断されてしまいます。

Q. 地下1000メートルに観測施設があると聞きましたが、そこまで降りるのには巨大なエレベーターがあるのですか?

スーパーカミオカンデは神岡鉱業株式会社の茂住坑内にあります。

坑道は山の中を通っていますので、地下1000メートルというのは、坑道の真上、山の地表面からの実質の距離となります。

地底へ潜行するのではなく、入り口の跡津坑口からほぼ平面を一直線に奥へと進んだ先に、スーパーカミオカンデなどの研究施設群はあります。

Q. GSA 以外で個人的に見学をしたいのだけど?

神岡鉱山の坑内は、「鉱業法」および「鉱山保安法」という特有の法律に基づき、鉱業権者である神岡鉱業(株)によって厳重に管理されています。そのため、入坑にはいくつもの条件をクリアすることが必要です。

その上、通常内部の研究施設群は関係者以外の立ち入りが禁止されていますので、個人での入坑は不可能だとお考えください。

一方、東京大学宇宙線研究所等が主催するイベントもあるそうです。(注:毎年必ずあるというわけではありません。)

GSA が唯一の機会では必ずしもありませんので、関心のある方は関係組織からのお知らせ等も合わせてチェックされるのがよろしいかと思います。

GSAについてのよくある質問

Q.思ったより寒かった!

地下1000Mの坑内の平均気温は、1年を通じて13~14℃です。これは、東京、名古屋、大阪などの都会の冬の気温です。その坑内に約3時間滞在することになります。外の気温が30℃近くのため、勘違いされる方が多いのですが、寒いです!

参加者の皆様にお送りした資料にも書いてありますように、寒さ対策をしてお出で下さい。

 Q. 神岡って、GSAの他に見るものは何かある?

こちらのページに、周辺の観光等の情報が掲載されたサイトをまとめてみました。随時追加していきます。

その他

昨年度までのアンケートにあったご質問・ご指摘についてのFAQが、GSAの運営母体である宇宙まるごと創生塾 飛騨アカデミーのサイト内ページに掲載されています。こちらもあわせてお読みください。

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